菅義偉首相(71)は16日に発足した新内閣で、「ポスト安倍」と呼ばれた首相候補たちを多数起用した。一方、自民党総裁選で敗れた石破茂元幹事長(63)と岸田文雄前政調会長(63)も、2021年秋の次期総裁選を見据え、活動を始めた。
東京都内で17日昼に開かれた石破派の政治資金パーティー。石破氏は今回の総裁選について「正直言って一番厳しかった」と振り返り、「我々の思いを実現するために私に何が足りないのか虚心坦懐(たんかい)に反省をし、改める時だ」と自戒した。
石破氏が獲得した議員票は26票。菅氏(288票)、岸田氏(79票)に水をあけられた。安倍前政権への批判を強めたことで党内の反発を招いたのが伸び悩んだ要因だ。この日は菅氏を支援した二階俊博幹事長が講演し、「これから新しい時代を担っていく重要な任務が石破先生に課せられている」と持ち上げた。菅政権との距離感をどう保ちながら支持拡大につなげるか。石破氏は正念場を迎えている。
安倍政権では内閣と党の重要ポストを渡り歩いてきた岸田氏だが、菅政権では中枢から外れた。17…
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