“前任者”はあまりにも強烈
とはいえ物事には限度というものがある。多少やぼったいぐらいであれば何の問題もないわけだが、「極度にやぼったいデザイン」は、いかにスバル車愛好家とはいえさすがに御免こうむりたい。超おしゃれなスバル車に乗るのも小っ恥ずかしいが、極度にダサいスバル車に乗るのも、違う意味で小っ恥ずかしいからだ。
そして現行型フォレスターのデザインは、極度にやぼったい。
いや正確に言えば、2018年5月から2021年5月までの前期型のデザインは、さほどやぼったいものではなかった。普通のメーカーの普通のSUVと比べればやぼったいのだが、「スバルとしては通常運転」ぐらいのやぼ感だったのだ。それは歓迎すべきダサさである。
しかし2021年6月に登場した大幅改良モデルのフロントマスクは──この世のものとは思えないほど強烈にダサい。何をどうすればあのデザインを市販化するという判断に至るのか、筆者にはさっぱりわからないが、とにかく強烈である。
あれでは、現在「レヴォーグ」に乗っている筆者が仮に「次はもうちょい最低地上高が高いSUVにして、スノボでも始めてみようかしら?」と思っても購入検討対象には絶対にならず(本当はフォレスターの走りが大好きなのに!)、うっかり「ホンダZR-V」の「e:HEV」あたりに浮気しそうだ。
つまり新型フォレスター(米国仕様車)は“前任者”があまりにも強烈であったぶんだけ、まあまあ普通なデザインになったというだけで「アリ!」と思えてしまう存在なのである。
(文=玉川ニコ/写真=スバル/編集=櫻井健一)
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