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女優の森川葵（28）が28日放送の日本テレビ系バラエティー「それって!?実際どうなの課」ゴールデンスペシャル（後7・00）に出演。芸能人初となる「スポーツスタッキング」日本記録保持者＆日本代表メンバー入りも決まるという“歴史的ダブル快挙”を達成した様子が放送された。
森川は同番組のレギュラー回（水曜後11・59）に出演しており、「テーブルクロス引き」「石投げ水切り」「アーチェリー」などこれまで様々な高難易度の技に挑戦。達人たちが長年かけて習得した技を、たった1日で成功させるなど“バラエティー番組の法定速度”を一切守らないことから「ワイルド・スピード森川」という異名がついた。
今回挑んだ「スポーツスタッキング」は、カップをピラミッドのように積み上げ、再び元に戻すというスピードを競う競技。20年4月29日の放送で初挑戦すると、いきなり当時の日本大会3位の記録を上回る驚くべきタイムを計測。昨年12月の日本記録チャレンジを経て、今年9月に日本代表選考に繋がる公式記録会に初参加。マスターズ1女性部門の「3－3－3」「3－6－3」「サイクル」の3種目に出場し、選考基準タイムを2種目以上超えれば日本代表ほぼ決定という状況で臨んだ。
さすがの森川も本番で挑戦出来るのは3回のみとあって「3回って言われるとドキドキしてダメですね」とプレッシャーを感じている様子。記録会本番の独特な雰囲気に「すっごい緊張してきちゃった」と話していたが、いざ本番が始まるといきなり「3－3－3」の1回目で選考基準タイム3.1秒台を超える2.998秒を記録。練習でも出せなかったという自己最高記録を叩き出し、これが“日本新記録”というオマケ付きとなって現役日本代表メンバーからも驚きの声が上がった。
さらに森川は2回目に2.938をマークし、自身の“日本記録”を更新。3回目には「2.855秒」という圧巻の記録を樹立。これが後日、アメリカ本部で正式に日本記録と認定され、芸能人初となるスポーツスタッキング日本記録保持者の女優となった。この快挙を知らされた森川は「名前載ってる!!スゴーい。ちゃんとアオイ・モリカワって書いてある。これ誰でもアクセスできるやつなの?」と喜びを爆発させた。
しかし、自身が最も得意だという「3－6－3」ではミスもあり選考基準タイムを超えられず。日本代表入りするには3種目の内で最も苦手だという「サイクル」で好記録を出すしかないという状況に追い込まれたが、この逆境で強い精神力を発揮。「いけます!!もうここまできたら…」と自らを鼓舞して臨んだ1回目で自己最速記録となる13.453秒をマークし、見事に選考基準タイム（13秒台）をクリア。再び会場の度肝を抜き、最終的に2種目で選考基準タイムを突破した。
そして記録会から3週間後、無事に日本代表入りが正式決定したことを報告されると「日本代表かぁ。日の丸を背負う日が来たんですね私にも」と感慨深げ。日本記録保持者と日本代表メンバー入りという“歴史的ダブル快挙”を喜んだ。
▼スポーツスタッキング 競技は1985年頃に米国で誕生。12個のプラスチック製のカップを、決められた形に積み上げたり崩したりする。カップを積み上げて元に戻すまでの速さを1000分の1秒単位で競う。現在は世界54カ国に広まり、日本では05年頃から普及し始め、競技人口は約1万人。「3―3―3」（カップ9個、3個ずつピラミッド状に積み上げる）「3―6―3」（カップ12個）「サイクル」（3―3―3、6―6、1―10―1の順に行う）などの種目がある。脳の活性化に特化したスポーツで、集中力アップや認知症予防の効果が期待できるという。
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