リチウムイオン電池開発でノーベル化学賞を受賞した旭化成名誉フェローの吉野彰さん(71)が始球式を務めた。

背番号「29」を付け、ワンバウンドながら捕手のミットにきれいに収まった。

「すごい熱気で緊張しました。まあまあじゃないですか。コースが良かったですね。フォークボールを投げてしまいました。90点ぐらい」と自己評価した。

30歳ぐらいから草野球を12年ほどプレーしたという。「草野球は29番まで。ラストの番号ということで、同じ29番」と当時と同じ背番号を付けた。ポジションは左翼で、1番や2番を務めていたという。

試合前には原辰徳監督(61)にあいさつし、笑顔で握手を交わしていた。