魚焼きグリルといえば、かつては水を入れて使うものが主流でしたが、最近では水を使わない『水なしグリル』が増えてきています。
しかしなかには、水なしグリルであっても「水を入れて使用したい」と考える人もいるかもしれません。
本記事では、水なしグリルに水を入れてもいいのかどうかについて、Rinnai(リンナイ)の公式サイトの情報を紹介します。
■グリルに水が必要だった理由
旧来の魚焼きグリルでは、焼き網の下の受け皿部分に水を入れる必要がありました。
水が必要だったのは、受け皿に高温の油が直接落ちることを防ぐため。高温の油が直接受け皿に落ちて溜まると、発火したり煙が出たりする恐れがあります。
油の温度を下げ、そして煙の発生を防ぐためにも、受け皿に水を張っておく必要があったのです。
■水なしグリルには本当に水を入れなくても大丈夫か
現在主流の水なしグリルは、技術の進歩により水を入れなくても発火や煙を防げるようになりました。
しかし水が必要だった魚焼きグリルと同様、水なしグリルにも受け皿があります。水がなくても問題なく使用できるとはいえ、「念のため水を張っておきたい…」と感じる人もいるでしょう。
■水なしグリルには水を入れてはいけない
リンナイの公式サイトによると、水なしグリルには水を入れてはいけないそうです。
リンナイ公式 ーより引用水無しグリルは、グリル皿が浅く、水を入れられる形状ではありません。
無理にグリル皿に水を入れると、機器までの移動時や機器の出し入れ時に、グリル皿から水がこぼれたりします。
また、熱の反射は弱くなるので、魚の裏面の焼けが悪くなり、上手に焼くことができません。
浅い受け皿に水を張ると、魚のおいしさが損なわれてしまうようです。また水を張って水なしグリルを使用すると、水蒸気で内部がべたべたしてしまうというデメリットもあります。
よりおいしく魚を焼こうと水を張りたくなってしまうかもしれませんが、水なしグリルでは水を張ってはいけません。
水なしグリルを正しく使って、おいしく魚を調理しましょう。
[文・構成/grape編集部]
- 出典
- リンナイ公式
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