和歌山市の
名物は魚1匹を丸ごとグリルした大皿が楽しめるランチセット(パン、サラダ付き。基本1280円。魚の種類や大きさにより数百円増額することがある)。今はカマスやタチウオが旬だ。シェフの谷口高弘さん(36)が自ら仕入れ、ショーケースにずらりと並べた中から客が好みの1匹を選ぶ。魚は即座にグリルパンで焼かれ、こうばしい香りが立ち上る。
この日はヘダイ(平鯛)を選んだ。網目模様の焼き目が付いた魚に水菜や
谷口さんは20歳代から神戸や大阪の店で修業を重ね、2021年春、念願だった自らの店を故郷の和歌山で構えた。イタリア語で「船」を意味するNAVEという店名には「食材を提供する生産者、料理を味わうお客様たちと旅を共にする気持ちで店を切り盛りする」との決意を込めた。
通常、魚は新鮮さが重視される。だが谷口さんは新鮮な魚を丁寧に血抜きし、真空パックして低温で数日寝かせ、うまみ成分を増やす「熟成魚」という調理方法にこだわりを持つ。グリル料理にカルパッチョ、パンなどが付いたコース(基本2480円)なら、熟成魚の風味の豊かさをよりダイレクトに堪能できる。
デザートは、持ち帰り用で金、土、日曜に限定販売するロールケーキ(990円)が絶品。数種類の生クリームを混ぜ合わせた上品な甘みが口中に広がり、ぜいたくな気分に浸れる。
※税込み。記事中の値段などは紙面掲載時のものです。
国内外の総支局長が、日頃通っている店のおすすめメニューなど、地域の自慢の味を紹介します。
和歌山市駿河町45 火曜定休
からの記事と詳細 ( 和歌山市 イタリアンバルnave(ナーヴェ)は雑賀崎漁港の魚を食材に ... - 読売新聞オンライン )
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