スポーツスタッキングを解説する山崎功一さん。12個のカップで三つの山を作り、元の形に戻す速さを競う(高知市内)
山に積み崩すタイム競う1980年代に米国から広がり、日本でもじわじわ注目されている「スポーツスタッキング」というスポーツがある。両手を使い、プラスチック製カップをいかに速く積んで崩すかを競う。他県では子どもや高齢者のレクリエーションにも取り入れられている。屋内で気軽にでき、梅雨時の運動にも良さそうだ。指導者資格を持つ山崎功一さん(高知市)に遊び方を教えてもらった。
カップは12個で1セット。公式なイベントでは、つかみやすく加工した特製カップを使う。家庭では市販の使い捨てコップでも代用できる。
さまざまな種目がある中で、3個、6個、3個の三つの山を作る遊び方を紹介。まず3グループに分けたカップそれぞれを下向きに重ねる。この状態からスタートし、端のグループから順に山形に積み重ね、三つの山ができたら、山を上から崩して元の形に戻す。この一連の動きが何秒でできるかを競う。
山崎さんは「カップは優しく持ち、山形に立てる時はゆっくり、崩す時は素早く行うのがポイント。まずは10秒以内を目標にするといいと思います」。両手を動かす動作が脳を刺激し、反射神経や集中力の鍛錬にもなるという。
トップレベルの競技会では目にも留まらぬ速さでカップが動く。先に紹介した種目の世界記録は、1・746秒(2018年)。年齢制限がないため、子どもから高齢者まで幅広い参加者たちが同じ土俵で競い合っている。
高知県内では昨年、山崎さんが指導者資格を取って体験イベントを始めたばかり。山崎さんは「新型コロナウイルス感染症対策などで家にこもらなければならない時も気軽にできる。高知でも広めていきたい」と力を込めている。問い合わせは山崎さんへメール( koyamasa4351@icloud.com )で。
詳しいルールや競技風景、使い捨てコップを使った代用品の作り方は、山崎さんが所属する一般社団法人「WSSA-JAPAN」のウェブサイトに紹介されている。(松田さやか)
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June 15, 2020 at 12:34PM
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コップで体動かそう「スポーツスタッキング」 山崎さん(高知市)が普及活動 - 高知新聞
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