プロ野球経験者が高校、大学の指導資格を回復する制度で、日本学生野球協会は5日、都内で資格審査委員会を開いて94人の資格回復を認定した。
【写真】居合わせたファンに笑顔で手を振るイチロー氏。右は弓子夫人
昨年、回復の研修を受けていたマリナーズのイチロー氏も認定された。
イチロー氏は現在、マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターの肩書を持つ。しかし、今回から退団者だけでなく現役選手や監督、コーチ、選手、球団スタッフら球団に在籍中でも受講が可能になった。
さらに通常は退団後の資格回復となるが、野球界への功績の大きさや、アマチュア選手の獲得に携わる立場ではないことを踏まえ、特例的に退団前の資格回復が認められた。8日以降は学生との接触が可能となる。指導についても母校を始め、指導者登録した都道府県での高校や大学で教えることができる。
13年から導入された回復制度をめぐっては、昨年12月にイチロー氏らが受講した際、一部有識者からは「プロがアマに教えるのになぜ研修が必要なのか」などと反発の声も挙がった。日本学生野球協会の内藤雅之理事は「特に高校生は野球の技術指導だけではない。現に高校の監督は教員が95%、職員が3%という事実がある。(教育的な側面として)最低限知っておいてほしいということを研修としてやっている」と理解を求めた。実際に研修では学校教育や部活動、安全対策などの内容が大半を占める。内藤理事は「今後も形態は変わるかもしれないが、ずっとやっていく」と述べた。
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2020-02-07 09:12:29Z
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