使用した選手がマラソンや駅伝で好記録を連発しているナイキの厚底シューズを巡り、規制の是非を議論してきたワールドアスレチックス(世界陸連)は1月31日、靴底の厚さは4センチ以下、反発力を生む埋め込みのプレートは1枚までとする、などの新ルールを発表した。現在、3万250円(消費税込み)で流通している現行モデルの「ズームXヴェイパーフライネクスト%」は条件を満たし、東京五輪や代表選考レースで着用できる。4月30日以降は大会の4か月以上前に市販されていることが条件で、店舗やインターネットで購入できないシューズは特注品として禁じる。男子マラソンの世界記録保持者エリウド・キプチョゲ(35)=ケニア=昨年10月に記録非公認ながら史上初めて2時間を切った未発売の新モデル「超厚底」はプレートが3枚入っているとされ、使用できない。
東大出身で現在はGMOに所属する近藤秀一(24)は、厚底シューズ問題が沸き上がった直後の1月15日に自身のツイッターで「数値化された規則を決めるとしても(現行モデルの)ヴェイパーを上限にするのが合理的だと思うな。すでに市販されてるものを恣意的に外す方がよほど問題だと思う」などの考えを明かしていた。その2週間後、秀才ランナーのほぼ“予言”通りの新ルールが発表された。別府大分マラソン(2日)出場のため、大分入りしている近藤は「状況、情報を組み合わせると、そのような結論になると思っていました」と冷静に話した。
別大マラソンには「ズームXヴェイパーフライネクスト%」を使用予定。「2時間11分が目標です」。2017年東京マラソンでマークした自己ベスト(2時間14分13秒)の大幅更新を目指す。
報知新聞社
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2020-02-01 08:23:36Z
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