フィギュアスケートGPシリーズ最終日 ( 2019年12月7日 イタリア・トリノ )
同時開催のジュニアGPファイナルファイナルの男子フリーが行われ、SP3位の佐藤駿(15=埼玉栄高)が全体トップの177・86点をマーク。合計255・11点で逆転優勝を飾った。フリー、合計ともジュニアの世界最高記録を更新し、日本男子シングル4人目の快挙となった。SP6位の鍵山優真(16=星槎国際高横浜)はフリー155・90点で3位、合計は227・09点で4位だった。
佐藤は冒頭の大技4回転ルッツを決めると、続く4回転―3回転の連続トーループ、4回転トーループに成功。11年の東日本大震災まで羽生結弦(ANA)らが育ったアイスリンク仙台で腕を磨いた若武者が、大先輩の14年ソチ五輪金メダルプログラム「ロミオとジュリエット」でトップスケーターへの登竜門を制した。
「正直ビックリしている」。実感を込めた佐藤は「4回転ルッツは降りたけど、他の4回転もこれから練習していこうと思っている」と強調。今月には全日本選手権(代々木)が控えており「ここで終わりじゃない。気を引き締めてノーミスできるように頑張りたい」と力を込めた。
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2019-12-07 16:12:00Z
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