日産の子会社である日産モータースポーツ&カスタマイズは、5月29日に「ノート“AUTECH CROSSOVER”」をマイナーチェンジすると発表しました。どのようなモデルとなるのでしょうか、考察します。
日産「ノート“SUV”」世界初公開へ! どんなクルマになる?
日産の子会社である日産モータースポーツ&カスタマイズは、5月29日に日産「ノート“AUTECH CROSSOVER(オーテック クロスオーバー)”」をマイナーチェンジすると発表しました。
ノートAUTECH CROSSOVERは、コンパクトカー「ノート」をベースにしたカスタムカーです。
その特徴は、 “AUTECH”らしいクラフツマンシップと、スポーティかつ高級感なスタイリングを融合した数多くの特別装備を身にまとい、そして “クロスオーバー”と名乗るように、最低地上高をベースのノートよりも25mm高めているところにあります。ノートの中では唯一のSUV風グレードになります。
実際に、これまで発売されていたノートAUTECH CROSSOVERには、グリルやホイールアーチガーニッシュなどの専用エクステリアと、専用シグネチャーLEDに専用ヘッドランプ、ドアミラー、専用ホイール、専用インテリア(専用本革巻きステアリングにシートなど)といった専用アイテムが満載されています。
ノート AUTECH CROSSOVERは、ベースとなるノートの2021年6月発売から約4か月遅れとなる2021年10月に発売されました。
そして、今年2024年の1月にベースとなるノートがマイナーチェンジを実施。フロントマスクに新世代の日産の顔となるデジタルVモーションが採用され、より先進感を増した顔つきとなっています。
また室内デザインでは、インパネに水引をモチーフにしたデザインが採用されています。さらにグローブボックスの容量が拡大し、インテリジェントキーの機能も向上しました。
つまり今回のノートAUTECH CROSSOVERの予告は、先行したベース車のマイナーチェンジに追従するものと言えるでしょう。ベース車に施された改良が、ノートAUTECH CROSSOVERにも反映されるというわけです。
具体的には、新しいデジタルVモーションの導入と、それにあわせたエクステリアの修正が主なものになるはずです。ちなみに、”CROSSOVER”の名称がそのままですから、25mmの地上高アップは、そのままのはず。AUTECH専用のホイールとシートデザインなども、新しい顔つきにあわせたデザインになるのではないでしょうか。
ただし、2023年1月に追加されたばかりのSUVテイストを強調する追加グレード「ノートAUTECH CROSSOVER”+Active”」が同時に登場するかは微妙です。一気に2グレードを新しくして驚かすのか、それとも時差をつけて話題を長く引っ張るのか。それはAUTECHの判断次第と言えるでしょう。
とはいえ、モデルとしてのクラフツマンシップ、スポーティ、そして高級感というコンセプトは踏襲されるはず。ちょっと良いノートが欲しいという人や、スポーティにノートを仕上げたい、さらにはクロスオーバーのノートが欲しいという人には満足できるクルマになることは間違いありません。
ちなみにノートは2024年のマイナーチェンジで5~8万円という、わずかな値上げを実施しました。ノートAUTECH CROSSOVERの現行型の価格は262万5700円~292万8200円ですが、どの程度の値上げになるのかに注目です。
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