カウンター8席のみの小さな洋食屋「グリル蛙(かえる)」(津市大門)。厨房では店主の田原代美子さん(74)が、常連客との雑談に花を咲かせながら、せわしなくフライパンを振る。店内には最近、一枚の紙が貼られた。「5月の末で閉店するつもりでいます。長い間ありがとう。45年も頑張りました」
グリル蛙は田原さんが30歳の頃、前身の洋食屋「グリルDAN」の店舗を引き継ぎ、料理人だった夫が開いた。田原さんも厨房(ちゅうぼう)に立ち、フライパンを振る夫の横で肉を切ったり、出前に出かけたり。夫が病床に伏した10年ほど前からは、調理も接客も仕込みも全て1人でこなす。...
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