■グリルに付いた謎パーツの正体は?
マツダは「ロードスター」および「ロードスターRF」に改良を加え、2024年1月中旬に発売しました。
「サイバーセキュリティ法」に対応するための大幅な商品改良が実施された、エレキプラットフォームを最新のものに一新。安全性能やコネクティビティ、ダイナミクス性能が進化しています。
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ヘッドライト・テールランプもLED化され、フロントマスクの印象が変化しているのですが、そんな新型ロードスターのフロントグリルを見ると、ナンバープレート右横に黒い弁当箱のようなパーツが取り付けられているのがわかります。これは一体何なのでしょうか。
この黒いパーツはMRCC(マツダレーダークルーズコントロール)のミリ波レーダーです。前述のエレキプラットフォーム一新により、最新の先進安全技術を新型ロードスターに搭載することが可能になりました。
設定した速度での定速走行や、車間距離を一定に保って走行する運転支援機能のほか、スマート・ブレーキ・サポート(後退時検知機能・SBS-RC)も搭載され、安全性が向上しています。
これまでのロードスターが採用していた旧式のエレキプラットフォームではミリ波レーダーを中央に配置する必要があったのですが、デザイン上、設置する場所を確保できませんでした。
一方、新たなエレキプラットフォームに対応するミリ波レーダーはオフセットして設置することができるもので、グリルの右側に装着されました。
右ハンドル車でも左ハンドル車でも、ミリ波レーダーがグリルの右側に装着されるのは変わりなく、新旧ロードスターを見分けるポイントとなりそうです。
ただし、ミリ波レーダーが搭載されるのは日本と北米のみ。欧州では搭載が見送られたのですが、マツダの開発者によると、同市場では横長のナンバープレートが装着されることから、レーダーの照射エリアと干渉して上手く機能しないという事情があったといいます。
昨今はスポーツカーでも安全性が求められる時代となっており、先進安全機能の搭載が欠かせません。新型ロードスターにも初めて搭載されることになり、安全・安心なスポーツカーへと進化しました。
なお、ACC(アダプティブクルーズコントロール)は、AT車は0km/h以上(停止すると解除)、MT車は30km/h以上の速度で機能します。
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新型ロードスターはダイナミクス性能も進化。新開発の「アシンメトリックLSD」によって旋回挙動を安定し、街中では軽やかに、ワインディングでは安心感のある走行を実現しました。
加えて、サーキット走行のビギナーによる事故を可能な限り回避させること目的とし、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)の新制御モード「DSC TRACK」をMT車に追加。素早いスピン挙動が起きた時、クラッシュやコースアウトを防ぐためにブレーキ制御をかけます。
パワートレインでは、1.5リッターエンジンの出力アップを実施。国内のハイオクガソリンに合わせたセッティングとすることで、出力が3kW向上しました。
また、ステアリングシステムにも改良を加え、より軽やかで正確なステアリングフィールを実現しています。
インテリアは、ディスプレイを7インチから8.8インチと大型化するとともにコネクテッドサービスが強化され、「SOS」ボタンを設置。
メーターはブラック1色となり、シャープな形状の針を採用。センターコンソールサイドにはソフトパッドを採用するなど、上質なイメージを高めました。
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