◆買ってその場で食べて
高層マンションが立ち並ぶJR・東急線武蔵小杉駅から徒歩約5分。歴史ある農業用水・二ケ領用水沿いに「農・食・健康」をテーマとした複合施設「KOSUGI iHUG(コスギ アイハグ)」が今年3月オープン。「卸問屋直売所 コスギグリルマーケット」=写真(上)=はその中にある。
「育てて、調理して、食する」をうたい、地元を含む全国各地の食材、隣接する農業体験施設で収穫された野菜のほか、米、肉、魚、キムチ、ドリンクを販売。その場でバーベキューができる。もちろん、買い物だけでもOK。鮮魚店では刺し身や「のっけ丼」も販売しているので、自作の海鮮丼を作って食べてもいい。
写真(上)は、牛ハラミ、牛タン、サンチュ、野菜や刺し身の盛り合わせ、イカ串、うなぎ串、白菜キムチ、スープとご飯などで計4100円。いずれも卸問屋直営販売なので、新鮮さは折り紙付きだ。
プロデュースするのは、地元で複数の人気店を展開する飲食企業ナチュラ。同社は「食を通じて街を創る」を企業ビジョンに掲げる。コロナ禍では飲食店ほど助成金が出なかった卸問屋の苦境も聞き「彼らとこれからも仕事をし続けたい」(河合倫伸社長)との思いが結実した。加えてごみのリサイクルや食育などにも積極的に取り組む店づくりを心がけている。
まだまだ進化形。たびたび施設前で開かれるマルシェ(市場)も含め、今後の発展が楽しみだ。 (さりあ)
川崎市中原区小杉町3の24の10 コスギアイハグ アウトドアダイニング棟1階。卸問屋直売所の営業は11~21時、グリルテーブル利用可能時間は11時半~22時。不定休。(電)044・328・9250
関連キーワード
おすすめ情報
からの記事と詳細 ( <おニューグルメ>卸問屋直売所 コスギグリルマーケット(セルフ ... - 東京新聞 )
https://ift.tt/2Tpk8KE
No comments:
Post a Comment