惣菜店「RF1(アールエフワン)」や「神戸コロッケ」などを展開するロックフィールドは、冷凍食品の新ブランド「RFFF(ルフフフ)」を立ち上げ、11月1日から順次展開する。
同社はこれまでも冷凍食品を展開していたが、既存商品の一部を「RFFF」に統合し、本格的に冷凍食品の展開を進める。肉料理や魚介料理、スープなど30種類をまずは展開し、順次拡大していくという。2025年の売上目標は10億円。
同社は「RF1」や「神戸コロッケ」のブランドで冷凍食品を展開してきた。冷凍食品への需要の高まりもあり、売上は順調に推移していたという。自社店舗での販売に加えて、スーパーなどの小売店やEC サイトでの販売を強めてきた。新ブランドの立ち上げは、創業50周年という節目に加え、「先々の展開を見据えての取り組み」と、古塚孝志社長は話す。
「社内では『RF1』など既存ブランドから販売したほうが良いという声もあった。しかし、商品を開発する上で、他のブランドに引きずられないような新しいものを提供したいと思い、新ブランドの設置に踏み切った」(古塚社長)という。家庭用冷凍食品の需要の高まりに加え、冷凍技術の進歩もあり、「食卓に欠かせない存在になった」ことも背景にあるようだ。
ブランド名の「RFFF」は「Rock Field FrozenFoods」の頭文字から来ている。いつでも自分をうれしくできる、そんな褒美時間の喜びを「るふふふ」と笑みのこぼれるような音で表現したという。日常の食卓に加えて家族や友人との会食などでも使えるメニューをそろえ、様々なシーンで活用できるようにしている。
商品は「殻ごとおいしいガーリックシュリンプ」や「グリルハンバーグ 濃厚あめ色玉ねぎソース」、「4種のチーズとくるみのキッシュはちみつソース添え」など、魚介料理や肉料理、軽食、揚げ物など30種類をまずは投入する。主な売価は800~900円台だが、「6種の魚介のパエリア」や「プライムビーフのローストビーフ」など3,000円以上の商品も扱う。「RF1」の冷凍食品も一部「RFFF」に刷新したようだ。来年には5品目を新たに追加したいという。姉妹ブランドとして、「神戸コロッケ」は残し、コロッケに特化するという。
古塚社長は「ショップブランドの商品を凍らせたら、という発想になると足かせになると思う。このワンブランドとして展開する」と話す。
現在のところ、惣菜店では販売せず、スーパーなどの小売店とECで展開する方針だ。売上比率は小売店で8~9割、残りをECで獲得を目指す。売上目標は、2025年までに10億円の達成を計画し、将来的には50億円まで拡大を図る。
古塚社長は「食シーンを含めてSNS などを通じて魅力を伝えたい」と語った。
〈RFFF 新商品の一部(すべて税込)〉
▽北海道産帆立と海老のハーブグリル:1404円
▽グリルハンバーグ 濃厚あめ色玉ねぎソース1個入り:702円
▽プライムビーフのローストビーフ:7560円
▽4種のチーズとくるみのキッシュ はちみつソース添え:1080円
▽野菜と蒸し鶏のもっちりな玄米ロール:972円
▽10種野菜のグリーンポタージュ:510円
▽とうもろこしのポタージュ:510円
〈冷食日報2022年10月14日付〉
からの記事と詳細 ( ロックフィールド 冷食新ブランド「RFFF(ルフフフ)」立ち上げ、グリルハンバーグ・プライムビーフのローストビーフなど発売へ - 食品産業新聞社 )
https://www.ssnp.co.jp/frozen/489539/
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