スズキが第4の「スペーシア」として投入する4ナンバー車「スペーシア ベース」はどんな新型軽自働車なのでしょうか。
商用車と乗用車の魅力が融合
2022年8月26日、スズキはスペーシアシリーズの最新モデルである新型「スペーシア ベース」を発売しました。スペーシアシリーズで初の軽商用車（4ナンバー）となりますが、どのような特徴があるのでしょうか。
新型スペーシア ベースは、隙間のないフルフラットなフロアと低く抑えた荷室開口地上高による、使いやすく荷物が出し入れしやすい荷室空間を実現。
その一方、フロントシートは厚みのある乗り心地のよい設計としたほか、街乗りから高速走行まで静粛性の高い室内空間としたことで、商用車と乗用車の良さが融合したモデルとなっています。
外観は、フロントグリルやドアハンドル、ドアミラー、バックドアガーニッシュ、リヤコンビランプ内リムにブラック塗装を施したことで重厚感を演出。ルーフレール（XFグレード）やホイールもブラックで統一されています。
内装はアクセントカラーにグレーイッシュブルーを採用しました。
荷室は、後席シートを倒すことでフルフラットかつ広大な空間となります。2名乗車時の荷室サイズ（最大）は荷室高1220mm×荷室幅1245mm×荷室床面長1375mmです。
さらに、標準装備の「マルチボード」が活用する幅をさらに広げます。
マルチボードを上段にセットして後席の背もたれを倒せば、荷室と同等幅のテーブルに変身します。2列目シート部分がベンチになるだけでなく、テーブルの横にコンセントも設置。テレワーク空間として活用できます。
中段にすると荷室の仕切りになり、下段にすれば車中泊にぴったりな最適な空間が出現します。マルチボードで荷室前後を仕切ることも可能です。
搭載されるエンジンはNAのみで、ほかのスペーシアシリーズに搭載事例のあるマイルドハイブリッドシステムやターボの設定はありません。
スペーシア ベースは、139万4800円（消費税込）から設定されます。
※ ※ ※
現行スペーシアシリーズは2017年に登場しました。当初はスペーシア カスタム（エアロ系モデル）とスペーシア（標準モデル）の2本立てでしたが、2018年に第3のモデルとして「スペーシア ギア」が追加されました。
はやりのSUVルックを採用したスペーシア ギアは、ボディの随所にガンメタリック塗装を採用。丸型ヘッドライトやルーフレールとあわせて、アクティブな雰囲気が演出されています。
それではここでクイズです。
スペーシア ギアの各パーツのうち、ガンメタリック色に塗装されていない箇所はどれでしょうか（特別仕様車除く）。
【1】フロントグリル
【2】リアバンパー
【3】フェンダー
【4】サイドドアガーニッシュ
※ ※ ※
正解は【3】の「フェンダー」です。
ほかにも、スペーシア ギアはヘッドライト周囲やフロントグリル、ルーフ色といった部分にガンメタリック色が採用されています。
ちなみに、2022年1月27日には特別仕様車「マイスタイル」も登場。標準のスペーシア ギアでガンメタリック塗装だった部分がホワイトや車体色に変更され、ナチュラルでカジュアルなアウトドアテイストが表現されています。
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