もはや「ミニ アルファード」!? と感じさせるほど押しの強い、迫力満点な人気の軽ワゴン3選をご紹介します。
高級感があふれてる! 押し出し強い軽ワゴン 3選
トヨタの大型ミニバン「アルファード」にもひけをとらない、迫力のあるフロントマスクを備えた軽自動車が次々と誕生しています。
見た目にも豪華さを増した新型軽自動車が増えている理由は、どこにあるのでしょうか。
新車の乗用車販売において、いまや4割近くのシェアを占めている軽自動車。
「これ1台で十分使える!」そう思えるからこそ、これまで以上に所有する満足度も欲しいと感じているユーザーも多いといいます。
そんなユーザー心理に対し、メーカーは豪華なフロントマスクを与えるなどして「軽の高級化」を推し進めたというワケです。
今回はそんな「グリルがド迫力!」な押しの強い軽ワゴン3モデルを集めてみました。
●三菱「eKクロスEV」
2022年6月16日、三菱は軽の新型EV(電気自動車)「eKクロスEV」を発売しました。
日産との共同開発モデルで、兄弟車は日産「サクラ」。ですが内外装デザインなどは各社独自のものとしているのが特徴です。
日産が他の日産製EVやハイブリッドカーなどと共通性を感じさせるデザインなのに対し、三菱版は同社のSUVモデルなどで広く採用される力強い「ダイナミックシールド」デザインをフロントまわりに採用しています。
軍用車に端を発する三菱「ジープ」や、SUV人気の礎を築いた「パジェロ」など、タフなSUVを得意とする三菱車のアイデンティティをデザイン化したもので、軽ながら迫力のマスクを得ました。
先行予約の段階で計画の4倍となる受注台数を確保し好調な立ち上がりを見せる新型eKクロスEV。
クリーンなデザインが特徴の兄弟車サクラとの販売台数合戦のゆくえも気になるところです。
●ダイハツ「アトレー プレミアムver.」
ダイハツは2021年12月、軽1BOXカー「アトレー」を17年ぶりにフルモデルチェンジしました。
新プラットフォーム採用による走行性能の大幅な向上や、パッケージングの見直しによる室内寸法の大幅拡大など、すべての面で新しく生まれ変わりました。
ダイハツでは、配送などの商用利用に加え、アウトドアレジャー人気の高まりなどを受け個人ユーザーの需要拡大も見込んだといいます。
そんなダイハツは、翌2022年1月に開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン2022」に、さっそくアトレーのカスタムモデル「アトレー プレミアム Ver.」を参考出品しています。
プレミアム Ver.は各部をドレスアップしたモデルで、特にフロントマスクはごっそりと刷新されています。
その姿は「ミニアルファード」といった風情で、ベースモデルに対し質感や迫力も大幅にあがった印象です。
ダイハツではその狙いについて「クールさと迫力を身にまとった、プレミアムな世界観」だと紹介。その完成度の高さから、SNS上などでは「市販化されるのでは?」と期待の声もあがっています。
●スズキ「スペーシア カスタム」
現在、軽自動車で最も注目されるジャンルが「スーパーハイトワゴン」などと称される背の高いモデルで、販売ランキング上位を常に争う状態にあります。
広い室内に加え、後席にはスライドドアを備えることで実用性の高さを誇り、ファミリー層を中心に支持されています。
ホンダ「N-BOX」やダイハツ「タント」と熾烈な販売競争を繰り広げているのが、スズキ「スペーシア」です。
スペーシアの特徴は幅広いラインナップ展開にあります。ノーマルのスペーシアに加え、SUV風の「スペーシア ギア」、そして上級仕様の「スペーシア カスタム」の3タイプが用意されています。
このなかで今回注目したいのは、スペーシア カスタムです。2021年12月のマイナーチェンジでフロントデザインを刷新し、これまで以上に迫力と押し出し感を増しました。
この改良が後押ししたのか、2022年上半期(1月から6月)の軽販売ランキング(全軽自協調べ)でスペーシアはN-BOXに次ぐ2位にランクインし、安定した売れ行きを示しています。
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