政府は19日から、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う大規模イベントの人数制限を緩和する。コンサートやスポーツなどの人数制限はこれまで、収容人数に関係なく収容率50%か5000人の少ない方が上限だったが、収容人数1万人を超える大きな施設では収容人数の「50%」まで入場を認め、1万人以上が参加するイベント開催も可能となる。新たな制限は11月末までで、12月以降は感染状況などを踏まえて判断する。
新たな制限では、プロ野球やサッカーなどのスポーツ▽ロックコンサート▽競馬などの公営競技▽キャラクターショー▽ライブハウスでのイベント――など、歓声や声援が想定されるイベントは、収容率「50%」が上限となる。
大きな歓声や声援がない、クラシックコンサート▽演劇、ミュージカル▽歌舞伎、能楽などの伝統芸能▽落語、漫才などの芸能・演芸▽入学式、卒業式、成人式などの式典▽映画館、博物館――などは、収容人数が5000人以下の施設では「100%」まで入場させられるようになる。収容人数が1万人以下の場合は「5000人」、1万人超の場合は「50%」が上限となる。【竹地広憲】
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