スペイン1部バルセロナが今夏の獲得を目指すと現地紙で報じられた、セレッソ大阪MF西川潤(17=桐光学園)が17日、大阪市内でのクラブの練習に参加し、移籍の件で初めて取材に応じた。

高卒新人として12日にC大阪での入団会見を終えたばかり。西川との主なやりとりは次の通り。

-バルセロナが獲得に動くと報じられた

西川 昨日(16日)午前中に自分で(スマホの)情報を見たりして「ああ、出てるなあ」と。友人からも言われたりしたが、特に何も思わなかった。

-C大阪に入団したばかり

西川 今はセレッソでレギュラーを取って試合に出ることを考えている。(2月のルヴァン杯やJ1開幕へ)どこの試合でも、しっかり出て活躍することを考えている。

-実際にバルセロナから正式オファーが来れば

西川 その時の判断、その時の気持ちで決めたい。今はセレッソでやっていくということ。

-現在の課題は

西川 やはりフィジカルやコンタクト面。一瞬のスピードをつけて(相手を)抜ききれるようにしたい。

-年末年始はどう過ごしたのか

西川 (高校選手権も神奈川大会で負けて)ある程度は休めて、次のステージへと切り替えた。神社が好きなので初詣も2カ所行きましたよ。

◆西川潤(にしかわ・じゅん)2002年(平14)2月21日、神奈川県生まれ。横浜ジュニアユースから桐光学園を経て20年C大阪入り。18年U-16アジア選手権決勝タジキスタン戦で決勝点を挙げて日本の優勝に貢献。19年は特別指定選手としてC大阪で公式戦デビュー、U-20W杯には飛び級で選出。U-17W杯では4試合2得点2アシストと活躍し、世界のスカウトから注目された。180センチ、70キロ。