
まず「チョップド」ですが、これは元の英語choppedに近づけるなら「チョップト」と表記した方がいいと思うのです。一般動詞のうち規則動詞にdまたはedをつけると過去形・過去分詞形になる、そのdまたはedは動詞の語末が無声音(発音するときに声帯が震えない音)の場合は[d]ではなく[t]と発音する──という規則を中学校で習って英語の不規則性にうんざりしたかたも多いと思うのですが、choppedの-edも[t]と発音するパターンです。 チョップトと比べてチョップドが格段に発音しやすいわけでもないし、なんでチョップトにしなかったんだろうとグーグル検索しようとしたら、「ちょっぷ」まで打ったところで「チョップドサラダ」や「チョップドハム」という予測変換が出てきました。いやそうじゃないんだチョップトのほうがより正確なんだと予測を無視して“チョップト”と入力したら、「もしかして:チョップド」とグーグルに諫められてしまいました。どうやら日本語においては「チョップド」表記のほうが定着しており、原語に近いはずの「チョップト」は使われないようです。 次に「グリル」ですが、grillは直火で焼くという意味の動詞、または焼くための器具を意味する名詞であり、「直火で焼かれた鶏肉」と言いたいときには動詞grillを過去分詞形にしなければいけません。形容詞的用法というやつです。上のchopと同じくgrill も規則動詞で、過去分詞形はgrilledになります。カタカナにしたら「グリル’ド’」が近いと思うのですが、なぜか「グリル」と原形のままになっています。chopは過去分詞形choppedになっているのにgrillは原形のままなので、より不思議さが際立ちます。もしやGrill Chickenという名のなにか特殊な鶏肉なのかと勘繰りたくなります。
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